フシギにステキな素早いヤバさ

フシギにステキな素早いヤバさを追いかけて。俺は行くだろう。

Wikipedia 「哲学用語」を訳す

哲学や美学をググって学ぶためには、英語を使った方がいろいろと便利ですが、その備えがぼくにはありません。

それゆえ、暇な時にWikipedia英語版の用語集を読むことにしました。

訳に間違いにお気づきの場合、ご指摘くだされば嬉しいです。

Glossary of philosophy - Wikipedia, the free encyclopedia

Absolutism 【アブソリューティズム】絶対主義

[やおき訳]

ある思想の領域において、その領域にあるすべての叙述は、絶対的に正しいか、もしくは絶対的に間違っているかのいずれかだと考える立場。つまり、他の文化や時代において間違っているにもかかわらず、ある文化や時代においては正しいというものは存在しないと考える。その領域におけるこれらの叙述を絶対的真実と呼ぶ。最近で絶対主義を批判する者による反応は、絶対的真実の叙述となる。すなわち、絶対的真実は存在しないと。


[ja_bra_af_cu訳]

ある思想の一領域では、すべての言明は、絶対的に正しいか、もしくは絶対的に間違っているかのいずれかだと考える立場がとられる。つまり、ある文化や時代においては真であるが、別の文化や時代においては偽となる言明は存在しないと考えるのである。近年、絶対主義を批判する者が反応してよくいうのは、皮肉なことに絶対的に真な言明である。すなわち「絶対的真実は存在しない」という言明であり、それ自体が絶対的に真なのである。


the position that in a particular domain of thought, all statements in that domain are either absolutely true or absolutely false: none is true for some cultures or eras while false for other cultures or eras. These statements are called absolute truths. A common reaction by those who newly criticize absolutism is the absolute truth statement: Absolute truths do not exist.

コメント:後半の訳はあまりよくない気がする。

@さんが対案を出してくれました!

Enlightened absolutism 【エンライトゥンド・アブソリューティズム】啓蒙絶対主義

啓蒙によって影響を受けた君主による統治の一形態(18世紀および19世紀初頭ヨーロッパ)。


a form of governing by rulers who were influenced by the Enlightenment (18th-century and early 19th-century Europe).

Moral absolutism 【モラル・アブソリューティズム】倫理絶対主義

倫理的な問題の正否を判断するための、絶対的な基準が存在すると考え、かつある行動が、行われた文脈に関わらず正しいか間違っているかが成立すると考える立場。


the position that there are absolute standards against which moral questions can be judged, and that certain actions are right or wrong, regardless of the context of the act.

Political absolutism 【ポリティカル・アブソリューティズム】政治的絶対主義

ひとりの人間がすべての権力を持つべきだと主張する政治理論。


a political theory that argues that one person should hold all power.

Absurdism 【アブサーディズム】不条理主義

人間が万物に意味を求める努力は、究極的には失敗するだろうと主張する哲学である。なぜならそのような意味など(少なくとも人間にとって)存在しないからだ。不条理主義は、実存主義に関連しているものの、それと混同してはいけない。あとニヒリズムとも。


philosophy stating that the efforts of man to find meaning in the universe will ultimately fail because no such meaning exists (at least in relation to man). Absurdism is related to existentialism, though should not be confused with it, nor nihilism.

コメント:in relation to の訳があってるかわからない。

Accidentalism 【アクシデンタリズム】偶然主義

因果関係を否定し、連続して起きる出来事はでたらめあるいは偶然(数学的な意味ではなく、一般的な意味で)にすぎないと主張するすべての思考体系。形而上学においては、偶然主義は、あらゆる物事は明確な原因によって起こったり結果をもたらしたりするという信条を否定する。この関連から、チャールズ・サンダース・パースによって用いられた、偶然性を森羅万象の過程に客観的な要因とみなす理論におけるテュキズム(テュケー、運を意味する)という用語と同意である。


any system of thought that denies the causal nexus and maintains that events succeed one another haphazardly or by chance (not in the mathematical but in the popular sense). In metaphysics, accidentalism denies the doctrine that everything occurs or results from a definite cause. In this connection it is synonymous with tychism (ruxi, chance), a term used by Charles Sanders Peirce for the theories that make chance an objective factor in the process of the Universe.

コメント:ruxiがわかりません。あと、objective factor以降の訳も微妙ではないか。

シノハラ(sak)さん@からヒントをいただきました。

項目名クリックすると解決するものとしては、偶然主義のところのruxiでしょうか。あれはtychismの項目を見るに、ギリシア語τύχηの転記ミスではないでしょうか?

そうだ。たしかに、Τύχη (英:tyche、日:テュケー)はruxiに似ているし、これはWikipediaの項目を書いた方がおそらく間違えたのだろうということで、訂正した。

Acosmism 【アコスミズム】無宇宙主義

汎神論とは対照的に、宇宙の実在を否定し、それが究極的には錯覚であり(acosmismの「a-」という接頭辞はギリシャ語で否定を表す。英語の「un-」みたいな)、無限の不可知な絶対だけが実在であるとみなす。この哲学は、実在がただひとつしかなく、それは無限で、ふたつとなく、至福のものであり…、等々という認識からはじまっている。しかしわれわれが認識している現象的な実在がこのいずれでもない。実際、それはむしろ正反対だ―—つまり、それは二元論的で、有限で、受難と痛みがあり、それから他にもいろいろとある。そして絶対こそが唯一の実在であるゆえに、絶対的でないすべてのものが実在ではありえないということを意味する。したがって、この観点に従えば、日常的なレベルや経験的なレベルで宿る見かけ上のリアリティにかかわらず、現象的で二元論的な世界は、究極的には幻想(専門的なインドのことばでは「マーヤー」と呼ぶ)にすぎないのである。


in contrast to pantheism, denies the reality of the universe, seeing it as ultimately illusory, (the prefix "a-" in Greek meaning negation; like "un-" in English), and only the infinite Unmanifest Absolute as real. This philosophy begins with the recognition that there is only one Reality, which is infinite, non-dual, blissful, etc. Yet the phenomenal reality of which we are normally aware is none of these things; it is in fact just the opposite—i.e., dualistic, finite, full of suffering and pain, and so on. And since the Absolute is the only reality, that means that everything that is not-Absolute cannot be real. Thus, according to this viewpoint, the phenomenal dualistic world is ultimately an illusion ("Maya" to use the technical Indian term), irrespective of the apparent reality it possesses at the mundane or empirical level.

コメント→この世界が二元論的であるってどういう意味なの?

シノハラさんからコメントで教えていただき、マーヤーがインド哲学のことばだとわかった。ところで、WikipediaのAcosmismの項は、読んでもよくわからないし、出典とか独自研究のアレがつけられているので、いい記事ではないのかもしれない。ドイツ語の分を読もうとしたが、スピノザヘーゲルが出てきたのが理解できただけだった。

Aestheticism 【エステティシズム】唯美主義

唯美主義運動の別名で、19世紀イギリスにおける芸術および文学のひとつの動向として緩やかに定義づけられる。運動の支持者たちは、芸術とはなんら教訓的な目的を持たないもので、単に美でさえあればよいのだと主張した。したがって人生も芸術を模倣すべきとなる。この運動の主要な特徴とは、言明よりも暗示を重んじること、官能性、象徴を大量に用いること、そして共感覚的な効果―—すなわち、ことばと色と音楽の間に起きる対応などである。


another name for the Aesthetic movement, a loosely defined movement in art and literature in later 19th century Britain. Proponents of the movement held that art does not have any didactic purpose, it need only be beautiful. Life should copy Art. The main characteristics of the movement were: suggestion rather than statement, sensuality, massive use of symbols, and synaesthetic effects - that is, correspondence between words, colors and music.

メモ→ここになんかありました。唯美主義:現代美術用語辞典|美術館・アート情報 artscape

コメント→「Life should copy Art」の適切な訳し方を教えてください。