同人誌『フミカ』のつくりかた
こんにちは。
さて、第十五回文学フリマにて、私たちは(主に)音楽批評系の同人誌を出すことにしました。
2012年11月18日(日)の文フリで音楽批評系の同人誌を出しますよ - フシギにステキな素早いヤバさ
じゃぶらふきゅーさんからご指摘いただいたので、以下でつかわれていた「形式」ということばを適切な「方法」に改めました。
つくりかた
上記の記事でご紹介したサークルメンバーでつくるにあたって、次のような特徴を備えた同人誌であろうとぼくは考えました。
- 内容の面白さをもっていること
- 方法に一般性をもっていること
内容の面白さをもっていること
そこで書かれていることば、図、段落のあり方といったものがページをぱらぱらとめくって「これはぜひ買って読んでみたいな」と思わされるようなもの。「面白い」の基準は自分たちの胸に聞いてきめる(しかないよね)。
方法に一般性をもっていること
論理のはこびかた、文章の展開方法、語彙、そして文体について、強力にその書き手のくせや世界観に依存しないような方法をもっていること。「私にも書けるかな音楽批評」とセカイのどこかにいるだれかの参考になりそうなもの。
それらはどこからやってきたか
この条件は、文学フリマの会場を歩きまわったり、そこで売られていた同人誌たちを読んだとき、ぼくが肌で感じた問題と、そのあと頭で考えた問題にもとづいています。
つまり、裏返せば、そこで次のような問題を感じたということです。
- 内容に面白さをもっていない
- 方法に一般性をもっていない