ロジカル・アート・スクール第0講 ロジックとは何か(3)
ロジカル・アート・スクール第0講 ロジックとは何か(3)
同じグループ内は同じような種類のメッセージにする
次に、同じグループ内のメッセージが同じような種類のものであるようにします。これは裏を返せば、そのグループを構成する複数のメッセージをひとことでくくれるということを指します。
昼ごはんについて考えてみましょう。これが食べたいです。
- ハンバーグステーキが食べたい
- 小エビのサラダが食べたい
- 冷たいパンプキンスープが飲みたい
- 辛味チキンが食べたい
- ほうれん草のソテーが食べたい
- ミラノ風ドリアが食べたい
- 価格は安い方がいい
- ワインが飲みたい
メッセージが多すぎるので、グループ化します。バーバラ・ミントによれば、3つから5つを超えると人は記憶しにくくなるのでわかりにくくなってしまうそうです。
グループ化しましょう!
グループ化しましょう!
グループ化しましょう!
グループ化と抽象化をしました。わかりやすいでしょう。
結論:サイゼリヤへ行くべき
- なぜなら価格は安い方がいいから
なぜならメニューはいろいろある方がいいから
野菜がある
- 小エビのサラダが食べたい
- ほうれん草のソテーが食べたい
- いろどり野菜のミラノ風ドリアが食べたい
肉がある
- ハンバーグステーキが食べたい
- 辛味チキンが食べたい
飲み物がある
- 冷たいパンプキンスープが飲みたい
- ワインが飲みたい
まず、価格とメニューの話しかしてないので、おおまかに価格とメニューにグループ化しました。それから、メニューも要求が多すぎるのでおおまかに肉、野菜、飲み物というふうにグループ化しました。
同じグループ内は論理的に順序付ける
バーバラ・ミントによると論理的な順序というのは4つしかなくて、「演繹的」「時間的」「構造的」「比較」です。
演繹的とは、腹減ったから飯を食う、飯食ったから眠くなった、したがっておやすみなさい。という順序です。この順に並べるとわかりやすい。当たり前ですね。
時間的とは、まず朝起きて歯を磨いてご飯食べて歯を磨いて服を着て出発というようなことです。わかりやすい。
構造的とは、ビルの1階から2階、3階という順に説明することや、地理的に北海道から九州へ向けて順序良く説明していくことです。わかりやすいですね。
比較とは、価格が安い順だとか、売り上げが高い順だとか、重要な順だとかで並べていくことです。
今日の予定について考えてみましょう。
- メンヘラ展にいく
- 久松知子さんの個展にいく
- バカート展にいく
- 退廃芸術展にいく
- ワンダーウォール展にいく
今日の行動なので、地理的にならべるのがわかりやすいし、効率的になるでしょう。
新宿から出発するので、こうです。
(続く)