エグ系ボーカリストとボカロ
昨日LUNA SEAのライブ放送を聴いていたら、「この歌い方くせがあるから、生理的にいやだなあと思うと同時に、好きになっちゃうよなあ」と思い、次いで「きたない歌い方、歌詞が聞き取れない。って批判はあるけども、非日常を演出する発音や発声もまた歌の領分だよな」って思いました。
では、ボカロはどうなってるんでしょう。それでTwitter先生に質問してみました。
かじもとさんとひさゆきさんに教えてもらったのでちょっとメモにブログを書きました。はてなブックマークの延長みたいな感覚です。
音源とソースは最後についてます。
質問
歌声の特徴として、日常とはちがう発音を許容するというのがあるけど、「だろう」を「だろっうぉー」とか、「このあらしも」を「kぬぅおー」とか、清音が濁音で発音されてるとか。
— やおき (@yaoki_dokidoki) 2012年12月25日
ボカロ的にはどーなってるかな
— やおき (@yaoki_dokidoki) 2012年12月25日
教えてもらったこと
- かじもとさん→ライブPをきけ
- ひさゆきさん→黒糖ポッキーPのカバーをきけ
マイリスダメー! by ライブP
もっとエグくてもいいかな、もっと汚くてもぜんぜんイケる、と思う。むしろもっと汚く歌ってほしい。
それっぽい特徴
- 「おねがいだから」の「だーかーるるるぁー」という巻き舌
- 「まいりすしないで」の「まいりすしンないで」という「ン」の前置き挿入
- 「つづく」の「つーづーくーウ」というグリスダウン(音程が滑らかに下がる)
以上の特徴は歌の各所に見られました。
テクニカルには巻き舌が面白いなーと思います。 グリスダウンはドスが効いてロックな手触りを得られます。
カンタレラ(カバー) by 黒糖ポッキーP
サ・ザ行とかタ行、カ行などの鋭い音の発音が鈍い感じはするが(がくっぽいどの特性だろう)、調教がGackt様っぽくて個人的に好きです。
それっぽい特徴
- 執拗なヴィブラート(これはまあボカロっぽい)
- 「きづかない」の「きづかンない」という「ン」の前置き挿入
- 「さとられそう」の「さとられそウォオー」という音の分割(ウ→ウオ)
Gackt様の場合、M子音、すなわちマ行の前に強い「ン」の前置き挿入があることが結構アクの強い特徴な気がするが、それが再現されているなと思いました。
欲をいえば、もっとエロく歌ってほしいです。
まとめ
もっともっとキモい歌を聴きたいです。
音源
ソース
@yaoki_dokidoki ライブPさんがそういう調教されますね~ 【鏡音リン】 マイリスダメー! 【オリジナル】 (3:56) #sm10443906 http://t.co/LzQRrq91
— かじもとさん(v.o.c / 渡.辺.曜) (@kajimoto_san) 2012年12月25日
@yaoki_dokidoki わざと声が裏返るとか、粘っこく歌うくらいなら黒糖ポッキーPのカバーで取り入れられてますけど、それこそインディーズ時代のLUNA SEAとか黒夢みたいな歌い方はむずかしいと思います。あれって歌い方だけじゃなくて声の出し方も絶妙ですし。
— ひさゆき (@oniro1212) 2012年12月25日